文学の秋
2005/10/07 13:57
湿気た空気は夏を残し じりじりと苛立ちに蝕まれていた 肌寒い風は秋を呼び 気づかれぬよう人の心に寂しさを募らせる 些細なことで距離を感じ ふとした一言で孤独に襲われる 僅かな瞬間で幸せを感...
概要
湿気た空気は夏を残し
じりじりと苛立ちに蝕まれていた
肌寒い風は秋を呼び
気づかれぬよう人の心に寂しさを募らせる
些細なことで距離を感じ
ふとした一言で孤独に襲われる
僅かな瞬間で幸せを感じ
たった一言の愛で胸が満たされる
僕らの間にある空気は水みたいなモノだから
熱く熱しても、冷たく凍っても
君に傷を負わせてしまう
互いの想いを調律することが
すごく難しくもどかしい
でも僕らには
真夏の夜に交わした言葉たちが
想いを紡いでくれるから
あの約束が僕の心を癒してくれる
距離をいつでもいつまでも
穏やかに溶かしてくれる気がするよ
雨の降る夜に訳もなく駆けだした
さらさらと降る雨は
僕の中のアクを少しずつ落としてくれた
その日の夢はまだ
心に痼りを残していたけど
目覚めた朝に君の笑顔を求め
今夜電話をかけようと決め家を出た
外には
沢山の小さな金木犀たちが咲いていた
by YuKiNKO
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