次期Windows(Longhorn) - 後編

13-特集, 3-OLD LOG ブログ記述日時 2003年06月29日日 , 21:36

前編最後に書いたコンポーネント化どうのって話はとりあえず置いといて、視覚の次でまず聴覚の話を。MSは聴覚への情報としてどのようなアプローチをしようとしているのかを、私的な見解で書きます。

まず聴覚へより多くの情報を送るにはどうするのか、質を上げる・使う箇所を増やす・さらにその箇所に合った音を使う、と言った感じでしょうか。後者の2つは現状のままでもどうにかなると思うので、質を上げるという事が課題だと思います。そして音の質を上げるには、スピーカやアンプ・コード・サウンド処理のボードなどハード面の向上、音データの音質の向上、ドライバなどサウンドを処理するソフトウェア面の向上、などがあります。
音楽鑑賞のために、音質がどうのと言ってPCのパーツに拘りPCでしかもMP3を聞くような人は問題外ですが)ハードを拘るにも限度があるし金銭的に無理な人もいる、そこでソフトウェア面での向上が肝となるわけです。

従来のWinでは音データに無圧縮のWAVを標準としているのでこれ以上の向上は現状で無理だと思われます(元ソースの向上などはできますが)。Longhornでは、音を鳴らすために最重要なものの1つであるオーディオドライバを大幅に変えるようです。Azaliaへの対応やUAAの採用によってハイエンドオーディオ環境をより生かせるものになるようです。
しかしこれもグラフィックの場合と同じで、良いハードがあってこそなのです。今まで通りステレオスピーカやそこそこのサウンドボードを使っている場合、あまり変化はない。しかも音質の点では今の時点でこれ以外ないようなので・・・。

そしてLonghornではもう一つ大きな変更点があるようです。
音量の調節なんですが、従来のWindowsではデバイスごとの設定しかできないため非常に面倒かつ不便です。今ではPCで音を鳴らす場面が非常に多くなっているのでこれではダメだ、と言う事でLonghornではOS側からアプリケーションごとの音量設定が可能になるようです。色んなケースに合わせて音量を自動で変えられると言うのはかなり便利になったんじゃないでしょうか。例えば音楽を流していて別のアプリケーションからアラートなどが鳴る際に、音楽の方の音量が下がる と言うようなことができるみたいです。
こういった機能はユーザを選ばないのでとても良いものだと思います。


- ユーザ自由度の向上 -

さてやっとコンポーネント化の話です(ぉ
MSはWindows Server 2003でも分かるようにOSのコンポーネント化を進め、ユーザ側の自由度を上げて行こうとしているようです。それによってユーザは、取っ付き易く自分に合ったOSを組み立てていくという形になります。どこまで細かなコンポーネントにするのかはまだ不明ですが、OSをコンポーネント化することによってユーザを色々な意味で悩ますメジャーアップグレードの頻度が減り、各ユーザに合ったものにできるため導入が比較的楽になるという利点があります。そしてMSがやるかどうかは分かりませんが、グラフィックの部分をコンポーネント化することも可能だということです。ただグラフィックに関する部分は結構Winの中核に近いのでやるとしても難しいかもしれません。

そしてOSのメジャーアップグレードの頻度が減ると言うのは、クライアントOSでは多少のデメリットもあります。メジャーアップグレードまで、OSのカーネルを含む中核の部分が変えられないということです。XPのカーネルに自信があるのか、ほとんど変わらないカーネルを使っていて、その他の大幅な変更・改善により中核の部分はあまり変える必要がないと考えているのでしょうか。
現状でWinに大きな信頼を持っているエンドユーザがどれだけいるのか・・・。

音の部分で書いたように、音量の設定がより便利になるといったような設定の部分でも自由度があげられる可能性も十分にあります。細かくなると面倒にはなりますが(これはウィザードを作るなどして回避できそう)、自分に合ったより良い環境を作ることが可能になるでしょう。MSがそこまで考えているかどうか、考えていたとしてもどこまでやるかどうかは分かりませんが。


- まとめ -

まとめの前にちょっと別の話(ぉ
Longhornではファイルシステムが大幅に改善されるようです。SQLの技術を応用したデータベースを利用したシステムにより、より高速で快適なファイルアクセスができるようです。そしてネットワーク面の機能の向上も大きな点です。無線LANなどワイアレス技術を高め、マルチメディアを主体としたネットワーク技術の大幅な向上、そして何よりIPv6の本格的な対応が、ネットワークでは1番の進展と言えるでしょう。IPの絶対数が増えるだけで無く、それによる生活の利便化(デジタル家電など1つ1つにIPが割り振れるなど)、通信の大幅な高速化が可能、といった魅力たっぷりなネットワーク技術です。現在のOSでも対応可能ですが、本格的に採用となると周辺機器などもそれに合わせて軒並み対応製品を出してくるので、ネットワークの大きな一歩となるかもしれません。

やっとこさまとめw
とりあえずMSは、機能や性能を向上させつつユーザ側の自由度をあげようとしている、と思われます。機能や性能が良くなるのは全然良いと言うかメジャーアップグレードなんだから必須で、大幅に良くなるなら大歓迎です。自由度が上がるのも個人的には魅力があるし賛成ですが、ソフトウェア面の自由度が上がってるのに、ハードを選ぶって何ですかと。まぁ対応してないわけじゃないので致命的でもないし、近年のハードの性能の向上や普及速度には目覚しいものがありこれからも加速して行きそうなので、MSはその辺を考慮に入れてるんだろうと思いますが、個人的にはやはり置いていかれる人が結構出てくるんじゃないだろうかと思います。
2004年末にまたハードに大きな動きがあるようなので2005年と言うのは時期的に良いと思うし、1年半以上先のことは分かりませんが、新しいものを取り入れ新しい物にどんどん対応していくのは良いけど新しい物を揃えられないユーザのことももうちょっと重く見て欲しいな、と言うのが実際のところです。
あと、カーネル部分が変わらないと信頼性が・・・。

Longhorn自体は非常に楽しみですけどねw

CLEVER 絵 01

ブログ COMMENT コメント


ブログ COMMENT コメントを書く

      


     
CLEVER 絵 03
YuKiNKO 絵 01

TRACKBACK LIST

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yukinko.org/mt-tb.cgi/6

YuKiNKO 絵 03
YuKiNKO 絵 01

all visitor : count

YuKiNKO [CLEVER] RSS

Banner :
YuKiNKO [CLEVER]

YuKiNKO 絵 03

写真とかCGを載せるYuKiNKOのブログ「CLEVER」make Your Style. keep Your Style. Your World will Be there. Dream Comes True.主に日記とコラムで写真も。