2004年 携帯電話業界を振り返る

1-言葉, 13-特集 ブログ記述日時 2004年12月29日水 , 23:59

2004年 携帯電話業界を振り返る モバイル関連情報に特化していたサイトとして、ここはやはり書かねばと言うことで2004年のケータイについて。各ニュースサイトが既に今年のまとめに入ってるので、めぼしいところとしてケータイWatchとITmediaのまとめ的な記事をまず紹介。

ケータイオブザイヤーはまぁ、まあこんなもんかなと。予想通りというか、そのまま人気の出ていた順や話題になった機種が選ばれている。見れば納得できると思う。印象の大きいニュースと言えば、まずフルブラウザ、FeliCaの2つだ。正直2004年のケータイ業界はこの2つに凝縮されているんじゃないかな。スペックの向上や多機能化と、ユビキタスツールへの進化ということで。 細かいものだと、WINの展開本格化、FOMA900iシリーズと定額プラン、折り畳み以外の機種の充実、周波数再編問題、道交法改定、DDIポケット買収WILLCOMへ変更、が挙げられる。

1番上のITmediaの記事で折り畳み以外のデザインについて触れられているが、この記事を読んだ感想は「はぁ?」と。書いていることは当たり障りのない、普通と言えば普通な見解で、記事としてまとめられていると言う感じだが、細かいところで正直ガッカリした。
まずいきなり冒頭で「2.5Gから3Gへの移行が本格化」となんとも香ばしい・・・。そもそも2.5Gなんてものはありませんから。イメージで、ドコモ的な記事かなと思ってしまった。2.5Gというのはドコモの某氏が差別的な使い方でau CDMA 1Xのことをそう呼んだのが始まりだと記憶しているので。しかし実際はしっかり3Gの方式として規定されている。通称としての2.5Gを使ったと言うことでも、その場合はcdmaOneやGPRSなどの3G方式へ容易に移行可能な形式が2.5Gと呼ばれているので、これも間違い。
2GはPDC,GSM,cdmaOne辺り、3GはW-CDMA,CDME2000 1X,EDGEと言った感じで、3Gの中の上位(4Gではない)としてHSDPA,CDMA2000 1X EV-DO(Rev.A/EV-DV含む)などがある。
そしてその下の表に回転式のA5502Kが入っていない。

「ハイスペック競争は一段落」とあるが、一段落ついたのはディスプレイ(QVGAクラス)とカメラ(1〜2メガクラス)だけだと思うんですが、どうでしょうか?
容量や性能などは逆に激化してると感じる。
この記事に限らず、そもそも最近報道サイトの質が落ちている気がする。素人が言えることじゃないかもしれないけど、情報収集力や表現力、文章力、正確さが全て低下している。しっかりと仕事をしている凄い人も多くいるが、やたら目に余る人が多い。特に最近では感情のみで記事を書いてる記者が増えている。これはいかがなものか・・・。ITmediaが1番ひどい。記事の量や特集も多くて良いけど、その内容がもう・・・。記載ミスしても放置したり、訂正してもお詫びの文を書かずに知らんふり、とか。質より量という感じで、ソフトバンク系列ってことである意味納得してしまうが。ブログや個人ニュースサイトなんかの素人に負けているのはどうかと思う。マジで。

話がそれた(´-`)

形状の多様化と言えば1番多く採用された2軸式。これの走りであるP505iS/P506iCに採用されたFlexStyleが、自分の中では今のところ最初にして最強。物凄く気に入ってる、利便性はピカ一だと思う。欲しいがこの形はmovaのみでauにはないので残念。ただadpにrotaryという名前で同じ形状のモデルがあるので期待している。

次にユビキタスツール化について。これはもう携帯電話としてではなく、ケータイとして機能拡張と連携と言う意味で「進化の過程」と言えると思う。FeliCaなどの非接触型IC機能、ラジオやTVなどの他メディア受信機能、QRなどの二次元コード、などなど様々な機能が搭載されつつある。これと隣り合わせで引き離せない物が「パケット定額プラン」これがなければ今年のケータイの進化は半分以下になっていただろう。この定額について過去にちょっと書いたことがあるので追記の部分にコピペしておきます。
来年もこういった機能拡張は予定されている。大きな物ではモバイル向け地上波デジタル放送(1セグ放送)への対応、モバイルSuicaのサービス開始に合わせてauも非接触型IC機能搭載(FeliCaへも対応)など。そして来年と言えばFOMAがHSDPAへ、WINがEV-DO Rev.Aへの移行をそれぞれ予定している。これらにはかなり期待したい。

フルブラウザでビジネスモデルが崩壊、とあるけど、実はそうでもないと考えている。データ転送量などインフラへの影響はあるが、それ以外はどうかなぁと言う感じで。携帯向けコンテンツに対しても、PC向けをフルブラウザで見ようと思うと明らかに閲覧性が悪く、メインに使うと言うことはできない。PC向けコンテンツを携帯フルブラウザ向けに作るというのも2度手間で無駄だし、本当に必要な時にだけ見るといった使い方にしかなっていないのが現状。課金システムを使用できるOperaも開発されているので、コンテンツ課金の点も不安は少ない。
実はフルブラウザで重要なのはJavascriptへの対応だ。これによって表現の幅が倍増する。もしこれにFlashも加えるとすごいことになる。この表現の幅を利用して、携帯フルブラウザ向けのコンテンツサービスを新たに立てられるというようなメリットがある。
インフラへの影響があるのでキャリアとしては電波効率の向上などが必要だが、これは規格の移行などでいずれ解決されるだろう。

各キャリアの話。
まずauは、今年はかなりがんばった。去年の冬からすごい勢いだった。大きく話題になるようなサービスを増やし「auなら」と思わせるようになったのは本当にすごい。端末の基本性能を充実させ、どの機種を選んでも最低限のことはでき満足を得られる。その最低限のラインが他社よりも2歩も3歩も高いので(W11x/W22H以外)どれでも間違いはない。端末機能ならドコモ、と言う定説を大きく覆した。
だが、目玉になるサービスが増えて話題になるのは良いんだが、細かい部分でまだまだ詰めが甘い。端末についてもサービスについても。その点ドコモは、今年の後半に入ってそういった部分を強化してきている。901シリーズもその表れだろう。auの場合は「使いたい」と思わせるので契約数は増えるが、満足度は高くなりにくい。ドコモは新規こそ負けはするが満足度は高くなる可能性が高い。
まさにナンバーポータビリティのためにと言う感じ。ただ現状では使い勝手もauの方が微妙に上だと思うし、902シリーズは大幅に良くなると言われているので、どうなるかは分からない。心配なのは、ちょっと前と姿勢が逆転してるような気がしてならないということ。あっち行ってこっち行ってと繰り返すのかな。

vodafoneは・・・ほとんど出す言葉もない。去年の後半から今年にかけて、悪い方へ悪い方へ進んでいる。端末に関しても今回のV3Gラインナップは、海外メーカファンやGSM対応の必須な人向け以外に魅力はない。スペックも使い勝手もサービスも一般的に見れば悪くなっている部分が大きい。正直日本でのビジネスとしては間違っちゃったんじゃないだろうかとも感じるくらいだ。しかしこの方針は最近始まったばかりなので来年どうするかに期待。702NKのスマートフォン的な機能は面白いし。

TU-KAやDDIポケットも今年になって微妙に盛り返した。DDIポケットはデータ通信向けサービスやAH-K3001V。来年には高速化やフルブラウザ搭載の新機種投入で更に攻勢をかける。
TU-KAはツーカーSを出して一気にシンプルと言うTU-KAの位置が固まった。高齢者などのニッチ向けに大きく一歩踏み出した。

来年は今年よりも更に激動になるだろう。物凄い勢いで期待age(゚д゚)

以前書いたパケット定額プランについてのコメント。

今回のKDDI関連の話で、より一層KDDIの狙うもの、考えが明確になってきた。主となるものは「コンテンツ」

正直、自分はauに対してちょっとズレた考えを持っていたんだなと。ドコモに似たものを見ていたのだけど、KDDIはこれからコンテンツにより傾倒していく形になるのだと言っている。電話の料金やパケット料からの収益ではなくコンテンツによる収益に頼っていくということ。ネットやアプリなどを含んだサービスに加え、日経BPの記事に書いてあるように企業向けソリューションも大事になるだろう。ネットやアプリなどをソリューションに絡めた様々なサービスの提供、WIN+定額でそういったものの可能性がようやく大きくなってきたという感じ。振り返って見ると物凄く早いんだけど、実際に並んで見ていると長い、じらされてるような感覚を覚えるくらい。

こうやって見てみると、定額による役割・恩恵は大きいものだと改めて感じると同時に、上手くできているなと関心もする。定額によってパケット料が頭打ちになる代わりに、定額によってコンテンツビジネスの可能性が格段に広がる。タイミングも、WINと同時に、この時期に始めたからこそ、これだけの広がりが見えてきたんだろう。

KDDIは、携帯のネットとラジオやTV・その他のメディアとの連携によって何かを生み出そうとしている。代わってドコモは、FeliCaを中心としたリアルとの連携を強く進めようとしている。もちろんKDDIもFeliCaやMobileSuicaなども時期を見て始めようとしていることから、マルチメディアを中心としつつもリアルとの連携も重く見て幅広くサービスを展開しようとしている事が分かる。ドコモも「携帯のマルチメディア化は〜」と言ってはいるが、色々とやっていくのだと思う。

PHSも含めこれからの携帯/モバイル業界が一体どうなっていくのか目が離せない。ネットはまだまだ途上でようやく形が出てきただけだ、と良く言われているけど、携帯なんかも同じような感じだと思う。マジでワクワクしてならない(;´д`)/ヽァ/ヽァ

周波数再編問題についてはね、もう「禿どっか逝ってくれ」の一言に尽きると思うよみんな。

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ブログ COMMENT コメント

下段 : 2004年12月30日, 13:09

と同時に携帯端末の性能の飛躍的な向上によるコンピューターと同じようなウイルスの存在についてもこれからはしっかりと自分で守らなければいけない時代が来るね

YuKiNKO : 2004年12月30日, 14:15

どうだろうなぁ。WinやLinuxとかの汎用OSを使ったらやう゛ぁいけど、日本の携帯はやたら縛り付けてるから現状では心配要らないんじゃないかな。
可能性があるとすれば公認審査の必要ないドコモの勝手アプリと702NKみたいなスマートフォンだけかな。
どちらも普通にしてれば防げるだろうし。

ドコモ901iシリーズのウィルス検出システムも実はまだ必要ないと言う罠。


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