絵を描くYuKiNKOのブログCLEVER。make Your Style. keep Your Style. Your World will Be there. Dream Comes True.YuKiNKOが運営するCLEVER。絵とか
YuKiNKOが運営する適当クリエイタ・デザイナYuKiNKOのブログ「CLEVER」。日記・コラム中心に絵・写真・CG等もあるような気がする。
絵とかCG・写真を紹介しつつ日記を綴る、YuKiNKOのブログ
若い頃はさぞ綺麗だったのだろうと思わせる、顔立ちの整ったお婆さん。
私に気づくと、ゆっくりと微笑んでくれた。その笑顔に心地よい温かさを感じ、自然と私も微笑み返していた。
このバス停はもう使われていないだろうから、休んでいるだけなのだろうけど、とりあえず聞いてみた。
「待ってるんですか?」
すると
「ええ、待ってたんだよ。」
バス、来るのかな。
良いですかと断り、お婆さんの隣に座った。
景色に何か違和感を感じたが、特に気にもせず、お茶を飲んで一息。少しの間ぼんやりと景色を眺めていた。
会ったばかりのお婆さんに何とも言えない親近感を抱き、そのまったりとした雰囲気に浸っていると、
「ん?」
やはり景色に違和感を感じる。さっきバス停を見つけた時、こんな風景だったかな・・・。
しかし、その違和感も一瞬で消え、唐突な眠気に襲わ れ t ...
・・・
・・・
・・・
ん・・・、少しの間だけ眠ってしまったらしい。
お婆さんはずっと景色を眺めているようだ。
顔を起こして前を見てみる。
っ!!!!
私は混乱し、何が起こったのか分からず、首を振っていた。
目を閉じ、なんとか2回深呼吸し、もう一度目を開ける。
・・・え!さっきと違う!
「お婆さん!このバス停動いてる? さっきと風景が違うようなんだけど。」
とっさに、敬語を忘れてしまった。
「いや、動いてはいないよ。
お前さんには何が見える?」
もう一度見てみる。
キラキラと輝いた緑の野原に、向日葵が並んで咲いていた。
夏だ。
数人の子供が楽しそうに駆け回っている。
「夏の野原で、子供達が楽しそうに遊んでいます。なんですか?これ。」
「そうか。やっぱりお前さんか。
・・・来て良かったよ。」
今現実に起こっている出来事が信じられず、間近で見て確かめようと
思わず立ち上がった。
「こらこら、ここから出ちゃいかん。また置き去りにされてしまうよ。」
-つづく-